住まいるコラム

2021-03-20
暮らし発見!!住まいるコラム

 住まいや暮らしに関わる専門家がテーマに沿って語るコーナーです。
3、4月は、「Tree style」代表でインテリアコーディネーター・住空間収納プランナーの中塩五月さんに、50代から始める老後に向けた住まいづくりについて聞きました。
2回目のテーマは「キッチンを整える」です。

老後の住まいづくり編
キッチン回り 動線考え配置を

 毎日使う場所だけに、快適さや使いやすさ、安全性が求められるキッチン。50〜60代のうちに、シニアライフに備えて見直してみましょう。まずはシステムキッチンなど水回りの現状を確認。すでに15年以上使用している場合は、設備の老朽化の恐れがあるので交換リフォームを視野に入れてください。水回りに問題がなければ、スムーズな動線を考えて冷蔵庫や収納の配置を見直しましょう。

 交換リフォームをするときには、流行に左右されず自分に合ったものを選ぶのが重要。今の主流は開放的なオープンキッチンですが、臭いや煙がリビングスペースに広がりやすく、リビングからキッチンが丸見えというデメリットがあります。リビングなどと壁で仕切られた独立型キッチンは調理に集中できますが、閉鎖的に感じられます。生活スタイルに合ったレイアウトを選びましょう。

 その際に考慮したいのは、無駄を省いて動線を短くすることです。同居家族の人数が少なくなると、食器や調理器具は減らせます。また年を重ねるごとに、低い位置の引き出しは腰や膝に負担がかかり、高い位置のつり戸棚は開けるのがおっくうになります。よく使うものは簡単に手が届く高さに置けるように、スリム化と配置を工夫しましょう。

 ショールームには、収納力が高く手入れがしやすい多機能システムキッチンや、最新の食器洗浄機、コンロなどが展示されています。昇降式のつり戸棚やシンク回りの手元収納、引き出しの中の仕切りや食洗機の位置などは、実際に操作して選びましょう。

シンクと食器棚が遠かったキッチン

梁(はり)に合わせて、食器棚とレンジ台を設置。食器棚の前には普段、ラックやごみ箱を置いているため、動線が悪かった。食器棚の上には、ほこりがいつもたまっていた。

シンクからの動線を短く

梁の前に、天井までの高さの作り付け収納を設置。シンクからの動線が1、2歩短くなり、作業が楽になった。ごみ箱の置き場所も確保されている。

担当者写真

中塩 五月さん

Tree style
TEL:090-1013-4245 http://tree-style.jp/