住まいるコラム

2020-11-07
心地よい家 新快適空間

光とゆとり生む 四つの吹き抜け

2階

階段室

 「周囲を気にせず暮らせる家にしたかった」。40代のBさん一家は昨年5月、広島市安芸区に木造2階建てを完成させた。

 設計を担当したのは、建築士の白井敦子さん(建築設計事務所「カレイドデザイン」=安佐南区)。敷地は道路、マンション、駐車場に囲まれているため、プライバシーを確保しながら、開放感をどう高めるかが課題だった。そこで、四方を外壁や塀で覆い、2階に複数の大窓を設置。吹き抜けを通して光が1階に届く住まいをプランニングした。

 吹き抜けは南側にあるリビング、中央のダイニング、階段室、北側の坪庭の4カ所。各吹き抜けの上部に窓があるため、1階のどこからでも空が見える。「空間が縦に広がっているので、面積以上のゆとりを感じる」とBさんは喜ぶ。

 キッチンの床にタイル、居室の床や階段の踏み板に木材、手すりは鉄を使うなど、異なる素材を組み合わせ、洗練された空間を演出した。

吹き抜けの大きな窓から光がダイニングに降り注ぐ

外観。鏝(こて)の跡を残して土壁風に仕上げた塀がアクセントに