住まいるコラム

2020-10-03
新 家づくりマイスター

縦空間広げ 家族伸び伸び

〈杭州市の事例〉

らせん階段のあるリビング

美しい造形の階段

居室

 家族が毎日を伸び伸び暮らせる、おおらかな空間づくりを基本にしています。縦の広がりを演出したり、風通しや採光性を高めたりするため、リビングなどに吹き抜けを設ける場合が多くあります。

 今年5月、杭州市(中国)に完成した地上5階、地下1階建ては、建物の中央に全フロアを貫く吹き抜けのらせん階段を設置。階段を介して、他のフロアにいる家族の気配がそれとなく伝わるよう配慮しました。リビングのある2階は最大5メートルの天井高を確保。まるでホテルや美術館のような圧倒的な開放感を形にしました。

 新潟県の田園地帯に計画中の木造2階建ては、6枚の深い屋根を重ね、隙間の壁をガラス張りにすることで、山や空の眺望や光を室内に取り込むプランを考えています。吹き抜けで1階の一部とつながる2階にはリビングに加え、在宅ワークにも使える書斎も設置予定。コロナの時代に対応した住まいの在り方も検討しています。

〈新潟の事例〉

外観

リビング

マイスター 写真

堤由匡建築設計工作室 堤 由匡さん
 つつみ・よしまさ 1978年福岡県生まれ。東京大工学部建築学科卒業。北京の設計事務所に勤務し、2009年に現地で独立。20年広島市中区に事務所開設。広島と北京の2拠点で活動。JCDデザインアワードの金賞や銀賞、西沢立衛賞を受賞。
●問い合わせ TEL:090(4600)4732