住まいるコラム

2019-09-21
暮らし発見!!住まいるコラム

住まいや暮らしに関わる専門家がテーマに沿って語るコーナーです。
今回は、広島県坂町に事務所「K-16デザインファクトリー」を構える建築家の高田憲一郎さんが趣味を生かした「ガレージハウス」を紹介します。

ガレージハウス LDKと融合 愛車と暮らす

 住まいのスタイルは年々、多様化しています。安らぎやくつろぎ、団らんの場としての機能だけではなく、趣味や好みを生かした遊び心のある空間づくりを求める施主が増えています。

 その代表例ともいえるのが、住宅と車庫が一体になった「ガレージハウス」です。車を安全に保管するのを目的に、自宅の1階をシャッター付きの車庫にする住まいは以前からよくありました。しかし、最近では愛車をインテリアのように観賞したり、ちょっとした整備を楽しんだりするようなケースも見られるようになりました。

 広島市東区の木造2階建ては、1階のガレージに19畳のLDKを隣接。ガレージに接する壁一面をガラス張りにしてLDKと融合させました。ガレージとLDKには段差があるものの、双方の床に同じ白のフロアタイルを敷き詰め、統一感を演出。まるでカーディーラーのショールームのようなLDKになりました。

 安佐北区の木造2階建ては、1階ガレージの真上に19畳のLDKを配置。2階のLDKをフローリングと、70センチほど高くなった畳スペースに分け、小上がりの部分をガラス張りにしました。畳スペースの端に取り付けたカウンターテーブルに腰掛けると、ガレージに止めた車を眺められます。ちなみに施主は通勤で車を利用するため、平日昼間のガレージは子どもたちの遊び場になっているそうです。

 山口市の木造2階建ては、自転車のガレージを造った事例。1階LDKの北側に長さ9.4メートルの細長い土間を設け、そこに自転車や関連グッズを収容しています。

東区の事例。大窓を介してLDKとガレージを一体化。モノトーンを基調とした空間づくりでハイセンスな雰囲気を演出。

山口市の事例。細長い土間に自転車や関連グッズをディスプレー。靴棚や薪ストーブも設置。

安佐北区の事例。ガレージの真上にLDKを配置。ガラス張りの小上がりを通して、愛車を眺められるよう工夫。

担当者写真

高田 憲一郎さん