住まいるコラム

2014-08-09

住まいの可能性広げたい


外壁をスギ格子で覆った京都の事例


4戸とも吹き抜けの坪庭から採光

 

壁を湾曲させた東京の事例


トンネルのような空間

 

 敷地の特徴を生かした新しいスタイルの住まいをつくりたいと考えています。

 2004年、京都市で建てた4戸の木造3階建ては東側が道路に面した立地。1戸につき間口約5メートル、奥行き9メートルと敷地は細長いため、採光の確保が課題でした。そこで東と西の2カ所に吹き抜けの坪庭を置き、空からの光を取り込めるよう工夫。周囲の景観と調和すると同時に、通りからの視線をカットするために、東側をスギの格子で覆いました。

 09年に東京都に完成した木造3階建ても細長い敷地を生かし、南と北の両側をガラス張りとしたトンネルのような住まいをプランニングしました。空間を有効に使おうと、階段を外付けにしたほか、壁を湾曲させて、ゆとりを演出。その結果、2階は床に向かって空間が広がり、3階は天井に向かうほど広がるといったユニークな住まいになりました。

 

丸吉泰道建築設計工房 丸吉 泰道さん
 まるよし・やすみち 1977年兵庫県明石市生まれ。日本大大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。飯田善彦建築工房(神奈川県)を経て2007年に独立。11年に帰広し、中区に事務所を構える。
● 問い合わせ TEL082(555)5966