住まいるコラム

2017-04-22
家づくりマイスター

街並みになじむ住空間

写真1

住宅密集地に立地

写真2

高低差のある屋根

 
写真3

2階家族室

写真4

開放的なLDK

 

 敷地周辺の環境を生かした住まいづくりを心掛けています。街並みや地形に調和させた上で、特長や個性をどう演出するかを大切にしています。

 ことし2月、呉市に完成した木造2階建ては、辺りに古い住宅が密集し、細い路地が入り組んだ地域に立地。こうした場所に箱形の大きな住宅を建てると、周辺に圧迫感を与えてしまいます。そこで、住宅棟を三つのゾーンに分け、屋根の高さを変えることで、街並みに合う外観をデザインしました。

 玄関のある南側のゾーンは納戸や洗面室、浴室を配置。中央のゾーンには30畳ある吹き抜けのLDKを置き、天井のハイサイドライトから明るい光が入るよう工夫しました。北側のゾーンは2層に分け、1階に主寝室を、2階に家族室を設けました。家族室は片流れの天井に沿う形の大窓を設置。周辺の建物は壁で隠して、山と空の眺望を切り取り、開放感を演出しています。

 
マイスター 写真

花本大作建築設計事務所 花本 大作さん
 はなもと・だいさく 1978年呉市生まれ。広島工業大大学院環境学研究科修士課程修了。呉市の設計事務所勤務を経て2014年に独立。「ひろしま建築設計コンペU-40 2015」で優秀賞受賞。
●問い合わせ TEL:0823(27)3501
写真提供:益永研司